日帰り登山へGO!Ⅱ>静岡県の山>富士宮口五合目から富士下山!〈二ツ塚(双子山)〉
富士山の火山活動の状況➔気象庁ホームページ
水ヶ塚🅿からシャトルバスで富士宮口五合目まで行って、そこから水ヶ塚🅿まで富士山の下半分を下山
2024年、なにやら富士登山の規制が増えてきた!以前とは様相が違ってきているので、富士登山を計画の際は富士登山オフィシャルサイトを必ず確認!
☞ 富士登山オフィシャルサイト(富士山における適正利用推進協議会=事務局:環境省富士箱根伊豆国立公園管理事務所、山梨県、静岡県)【別リンク】
富士下山!
ただ下山するだけだとなんなので二ツ塚は登った。
二ツ塚上塚 ふたつづか うえづか(上双子山 うえふたごやま)標高1929m
二ツ塚下塚 ふたつづか したづか(下双子山 したふたごやま)標高1804m |
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富士宮口五合目から水ヶ塚駐車場まで(途中、二ツ塚に登る) 約4時間55分 | |
水ヶ塚駐車場:静岡県裾野市 富士宮口五合目:富士宮市 宝永第二火口縁:富士市/裾野市 二ツ塚:静岡県御殿場市 地理院地図 幕岩:御殿場市 | |
双子山とも呼ばれる。富士山の南東山腹の麓近く(標高1800~1900m付近)、富士宮口五合目と御殿場口新五合目の間にあり、円錐形・小丘の側火山が二つ、東西に並んで座す。西側(富士山斜面の山側)のほうを二ツ塚上塚(上双子山)と呼び、東側(富士山斜面谷側)のほうを二ツ塚下塚(下双子山)と呼ぶ。両山とも約2000年前の噴火によって同時に出来た火山で、火山砕屑物(かざんさいせつぶつ)のスコリアから成る。樹木は無く、360度の展望がある。両山とも山頂に御料局三角点が残っている。 | |
東名高速道路御殿場→国道138→国道246→地方道23→県道152(富士山スカイライン)をず~っと進んでいくと左側に水ヶ塚公園。左折して駐車場に入る(案内標識あり)(左写真)。 グーグルマップ |
2023.7.桐始結花
今回は富士宮口五合目から宝永第二火口縁を経て二ツ塚方面へ下山、上塚(上双子山)・下塚(下双子山)に登ってから水ヶ塚駐車場に戻ってきました。
![]() ①早朝! 水ヶ塚駐車場から見た富士山・宝永山・二ツ塚(双子山) |
【外部リンク】 森の駅 富士山(PICAホームページ)
![]() ②マイカー規制中なので、シャトルバスに乗って 富士宮口五合目へ。 |
始発は6時。5時45分に並んだがけっこう後ろのほう。バスに乗るときに乗車券売り場の前を通るので、その時に切符を買います。片道なので1170円でした。
補助席も使って乗車人数満員になってから出発。
![]() ③約30分で富士宮口五合目バス停に到着。 |
![]() ④バス停に仮設の売店・休憩所・トイレがあります。 階段を登って登山口へ向かう。 |
![]() ⑤上の車道に出る。標高2400m 富士宮口五合目レストハウスは、2021年3月の火災 (放火らしい。犯人は捕まっている)により、もう無い。 レストハウスに隣接してあった富士山総合指導センターは、 登山口の階段横にありました。 (この通りにトイレはありません)2023.7.現在 |
![]() ⑥車道をそのまま真っすぐ進んでいきます。 (左へ横断歩道を渡ったところに富士宮口五合目登山道入口があります。 富士山・宝永山を登る場合はそちら) (六合目からも宝永第一火口縁、第二火口縁に行くことができます) |
開山中は、富士山総合指導センターの壁に富士山頂・六合目・二合目の、気温・風速・雨量が掲出されています。
当日AM7時の気温は、二合目22.4度、六合目17.8度、富士山頂6.8度でした。
⑦ 五 合 目 宝 永 入 口 |
![]() 車道をず~っと進んでいくと、 ヘアピンカーブに差し掛かる辺りの左側に 案内図・道標が見えてきます。 そこが五合目宝永入口。 [宝永山 105分・御殿庭 85分] (富士山自然休養林歩道) 五合目バス停から約10分。 入口は物資運搬ブル発着基地ともなっています。 |
![]() ⑧樹林帯の中へ入っていきます。 「宝永第二火口縁」まで約30分。 多少登り下りがありますが、 高低差はそれほどでもありません。 |
⑨ 宝 永 第 二 火 口 縁 |
![]() 宝永第二火口の火口縁に出ました。 [富士宮口六合目 25分・宝永山 70分 /御殿庭 50分・水ヶ塚Ⓟ 125分 /富士宮口五合目Ⓟ 35分] 火口縁上の道を下りていきます。 |
![]() ⑩振り返って火口縁上の登山道を見る。 「宝永第二火口縁」から次の分岐点「須山口四合」まで約5分。 |
⑪ 須 山 口 四 合 |
![]() 須山口四合と記された須山口登山道の道標が立っています。 (地図では「山体観測装置」という地点) 標高2352m 双子山方面へ下りる。(「双子山」=「二ツ塚」のことです) |
(ここから水ヶ塚Ⓟまで直に下山する場合は最短ルートで約2時間です)
![]() ⑫須山口四合からさらに火口縁上の道を下り、宝永第二火口の底部の近くまで下りてきたら、そこから第二火口壁の外側へ出ます。(道標アリ) 次の分岐「御殿庭上」まで約15分。 |
![]() ⑬御殿庭上(ごてんにわうえ) [御殿場口新五合目Ⓟ 110分・二ツ塚 (双子山) 85分/水ヶ塚Ⓟ 115分・ 御殿庭 40分/宝永山 110分・富士宮口 五合目Ⓟ 75分] 二ツ塚方面へ向かう。ここから樹林帯の中へ。 次の分岐「御殿庭入口」まで約25分。 この辺りの木々の幹はまだ細い |
![]() ⑭御殿庭入口(ごてんにわいりぐち) [二ツ塚(双子山) 60分・御殿場口 新五合目Ⓟ 85分/御殿庭 20分・ 水ヶ塚Ⓟ 95分/富士宮口五合目Ⓟ 110分 ・宝永山 145分] スグ下にある浸食谷を横切ります。 次の小天狗塚まで約10分。 |
![]() ⑮小天狗塚(こてんぐづか) [二ツ塚(双子山) 55分・御殿場口 新五合目Ⓟ 80分/御殿庭 35分・ 富士宮口五合目Ⓟ 125分] 次の「三辻」まで約10分 細い幹の樹林帯 |
![]() そんなに大きくもない浸食谷を越えた先に ⑯三辻(みつじ) [二ツ塚(双子山) 40分・御殿場口新五合目Ⓟ 65分 /幕岩 30分・水ヶ塚Ⓟ 95分/御殿庭 50分・ 富士宮口五合目Ⓟ 140分] しばらく進むうちに二ツ塚が見えてきます。 次の分岐「四辻」まで約15分。 |
![]() ⑰四辻(よつじ) (須山口登山道二合) [二ツ塚(双子山) 25分・御殿場口新五合目Ⓟ 50分 /幕岩 30分・水ヶ塚Ⓟ 95分/ 御殿庭 65分・富士宮口五合目Ⓟ 155分] この辺りは展望良い。南方面が開ける。 (下写真㉛と同じ場所です) |
![]() ⑱二ツ塚が近づいてきた! |
![]() ⑲二ツ塚(双子山)分岐(上塚と下塚の鞍部) [上塚 30分/御殿場口新五合目 35分/ 下塚 10分/四辻 15分] (四辻から約15分) |
![]() ⑳まず、上塚(上双子山)に登る。 火山礫が積もった登山道は、ズボズボと靴が沈んで 非常に登りずらい。 (山頂まで約30分) |
![]() ㉑山頂手前で振り返る。登山ルートはこんな感じ。 東方に二ツ塚下塚(下双子山)。奥に見えるのは箱根の山々。 |
![]() ㉒二ツ塚上塚(上双子山)山頂! 標高1929m 御料局三角点があります。 山頂は広く、展望を遮るものは無し!360度の眺望。 なのですが、やはり夏はガスっていて遠望が今一つ。 南方面に愛鷹山、水ヶ塚駐車場が見えた。 |
![]() ㉓二ツ塚は火山砕屑物のスコリアが積もって出来たスコリア丘。 北西方面の宝永山と富士山は雲に覆われ見えず。 |
![]() ㉔北東方面、山中湖周辺の山々。山座同定 |
![]() ㉕下山。来た道を戻る。下りはラクちん、約15分。次は下塚(下双子山)に登ります。 山座同定 (ちなみに、御殿場口新五合目からだと二ツ塚分岐まで約55分) |
![]() ㉖二ツ塚(双子山)分岐から下塚(下双子山)頂上部を見上げる。 こちらも火山礫の道ですが、そんなに積もっていないのか、 そこそこしっかりした踏み具合。ズボズボと靴は沈まず、 上塚より登りやすい。山頂までの距離も短い。(約10分) |
![]() ㉗二ツ塚下塚(下双子山)山頂! 標高1804m こちらの山頂は上塚よりも広く、噴火口跡らしき窪みが確認できる。 (窪みはそんなに深くない)上写真㉕参照 こちらも360度展望。広い山頂の北側に白い鳥居。 |
![]() ㉘イザナギノミコトとイザナミノミコトを祀っている。 石碑には「始祖 伊邪那岐命 伊邪那美命」 「万国祖教神聖會長 松木隆興謹書」と陰刻。 西側を見ると、二ツ塚上塚・宝永山・富士山が並んで見えます (富士山は雲で隠れてしまっているのですが)。 こうして見ると、一見、別々の山に見えますが、 ここも含めて富士山の一部。 富士山、懐がデカい!!? |
![]() ㉙こちらの山頂にも御料局三角点アリ(山頂の南側)。 愛鷹山の奥のほうには薄っすらと天城山が見えました(写真には写らず)。 |
![]() ㉚上塚山頂にいた時は気づかなかったのですが、 上塚も山頂部に噴火口跡らしき窪みが確認できる。 |
下山
来た道を四辻(写真⑰)まで戻る
《二ツ塚下塚→約5分→二ツ塚(双子山)分岐→約15分→四辻》
![]() ㉛四辻からは、道標の指し示す「水ヶ塚Ⓟ・幕岩」方面へ進む。 正面には愛鷹山が見える。 道が分かりやすいように、しばらくは登山ルート上にロープが引いてあります。 |
![]() 四辻から約20分 ㉜[幕岩 5分・御殿場口新五合目Ⓟ 65分/須山御胎内 35分・水ヶ塚Ⓟ 70分/御殿場口新五合目Ⓟ 85分・御殿庭 85分] (富士山自然休養林歩道) |
幕岩まで5分なので、ちょっと寄ってみました。幕岩まで急坂の下りです。また、ここに戻ってくるときは急坂を登るので、少々面倒くさい。(往復約10分)
![]() ㉝幕岩(まくいわ) 標高1640m [御殿場口新五合目 60分/御殿庭 90分・水ヶ塚Ⓟ 75分] 広い砂沢にでます(水は流れていない)。この少し上流側に幕岩はあります。 流れ出た溶岩が固まってできた岩が露わになっている場所。幕岩は滝の壁のようになっています。 が、けっこう草が生い茂っていて分かりづらい岩壁でした。 とりあえず幕岩を見てから上写真㉜に戻り、水ヶ塚Ⓟへ向かう。 (御殿場口新五合目方面へ下りても水ヶ塚Ⓟへの分岐はありません) |
![]() 幕岩のある砂沢から約15分で ㉞須山下り一合五勺 [須山御胎内 30分・水ヶ塚Ⓟ 65分/ 水ヶ塚Ⓟ 70分・御殿庭 100分/ 幕岩 10分・御殿場口新五合目Ⓟ 70分] ここから次の分岐「須山御胎内上」までの区間、 少々道の分かりづらいところがあるので注意。 よく周囲を見廻しながら進みましょう。 次の分岐「須山御胎内上」まで約25分 |
![]() ㉟須山御胎内上 [須山御胎内入口(県道) 15分/水ヶ塚Ⓟ 40分/ 幕岩 40分] 御胎内も寄ってみたかったのですが、疲れていたので 駐車場のほうへ足が向いてしまった。 ここから御胎内までスグなのに…。 |
ここからは高低差の少ない緩やかな道が続きます。
![]() ㊱[水ヶ塚Ⓟ 5分/富士宮口五合目Ⓟ 205分/須山御胎内 40分・御殿場口新五合目 125分] |
![]() ㊲水ヶ塚上(水ヶ塚入口・上り一合)[御殿庭 105分 ・ 富士宮口五合目 210分] 富士山自然休養林歩道の案内図と須山口自然歩道の案内図があります。 道路(県道152)を渡った先に駐車場。 |
※五合目宝永入口から最短ルート(御殿庭中・下、須山上り一合五勺を経るルート)で水ヶ塚駐車場に下山する場合は約2時間35分
下山ルート 約4時間55分
富士宮口五合目バス停 | |
↓約10分 | |
五合目宝永入口(物資運搬ブル発着基地) | |
↓約30分 | |
宝永第二火口縁 | |
↓約1時間35分 須山口四合(山体観測装置)、御殿庭上、御殿庭入口、小天狗塚、三辻、四辻を経て | |
二ツ塚(双子山)分岐 | |
↓約30分 | |
▲二ツ塚上塚(上双子山) 標高1929m 御料局三角点 | |
↓約25分 (二ツ塚分岐まで下り約15分、分岐から下塚頂上まで上り約10分) | |
▲二ツ塚下塚(下双子山) 標高1804m 御料局三角点 鳥居 石碑 | |
↓約5分 | |
二ツ塚(双子山)分岐 | |
↓約25分 四辻を経て | |
幕岩 流れ出た溶岩が固まって出来た岩 | |
↓約1時間15分 須山下り一合五勺、須山御胎内上、須山林道分岐を経て | |
水ヶ塚上 | |
↓約1分 道路(県道152)を渡る | |
水ヶ塚駐車場Ⓟ |
ほとんど下り道だから下りが得意な自分にとってはラクかなと思っていたのですが・・・。やっぱり距離がある。それに伴い時間もかかった。けっこう疲れた。2023.7.
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吉田口登山道の馬返(一合目の下の地点)から登る!(七合目までしか行ってません)