日帰り登山へGO!Ⅱ > 山形県の山 > 湯殿山 ~語られぬ山~
湯殿山 yudono-yama 標高1500m 出羽三山総奥の院 湯殿山神社 | |
山形県鶴岡市(旧東田川郡朝日村)/西村山郡西川町 地図リンク→ 国土地理院地図 | |
ゆどのやま。羽黒山(はぐろやま)・月山(がっさん)とともに出羽三山の一つ。修験道の霊地。出羽三山の総奥之宮。崇峻天皇の第三皇子、蜂子皇子(参佛理)が三本足の烏に導かれて羽黒山、月山、湯殿山を開山したと伝えられるが諸説あり。室町末期までは羽黒山と月山と葉山(寒河江市/村山市)が出羽三山と呼ばれ、湯殿山は総奥の院とされていた。葉山に代わり湯殿山が出羽三山に入ったのは戦国時代末期といわれる。元禄二年(1689)、松尾芭蕉とその随行者である河合曽良が「奥の細道」の旅の際、出羽三山を登拝し、当山について「語られぬ湯殿にぬらす袂たもとかな(芭蕉)」「湯殿山銭踏む道の涙かな(曽良)※」と詠んでいる。 ※ | |
東北自動車道→山形自動車道月山→国道112(月山花笠ライン=月山道路)を鶴岡方面へ北上→月山第一トンネルを抜けると湯殿山神社への案内標識が出てくるのでそれに従い側道に入り、道なりに進んで行く。→旧112号線(六十里越街道)との交差地点に湯殿山有料道路の入口。有料道路(¥400)に入る。(下写真①)→有料道路終点に駐車場があります(仙人沢)。(下写真②) 湯殿山休息所の横にトイレあり 地図リンク→ グーグル地図 ※湯殿山有料道路冬季閉鎖(11月中旬~4月中旬) 湯殿山有料道路(庄内交通ホームページ) |
2013.8.涼風至
![]() ①湯殿山有料道路入口 普通車は¥400、バイクは¥200 7時45分~16時迄で17時にゲート施錠と書かれていました。 ちなみにここに着いたのは7時ちょっと過ぎだったのですが入れてもらえました。 |
② 仙 人 沢 |
有 料 道 路 終 点 に 駐 車 場 |
![]() 登山者はこちらの駐車場。赤い大鳥居まで1~3分といったところです。 湯殿山神社本宮参拝の人は、もう少し先にある湯殿山休息所前の駐車場に停められます。 湯殿山休息所に大鳥居茶屋(仙人沢売店)レストハウスがあります。 |
![]() ③赤い大鳥居をくぐっていよいよ湯殿山へ! あ~。今日もガスっている。 湯殿山参篭所(出羽三山神社公式ホームページ) 【別リンク】 |
※湯殿山参篭所に仙人澤温泉(丹生鉱泉御神湯風呂)があります。帰りに寄りました。
④ 始 め は 車 道 歩 き |
![]() |
⑤ 御 沢 橋 |
梵 字 川 を 渡 り ま す |
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![]() ⑥湯殿山神社本宮直務所前に到着。売店、トイレあり。車道歩きはココまで。駐車場から約25分。 湯殿山休息所前からでている黄色いバスを利用するとココまで約5分。(片道¥200、往復¥300) |
![]() ⑦湯殿山神社直務所から先は 御神域のため撮影禁止! |
⑦ 湯殿山神社直務所から先は御神域のため撮影禁止! 石段を少し登ったあとは下りで、下り終わったところに梵字川があり、川を渡ったところに靴を脱ぐ所と御祓所と湯殿山神社本宮の入口があります。 (月山方面は梵字川を渡って左に進みます。道標アリ。) |
石段を少し登ったあとは下りで、下り終わったところに梵字川があり、川を渡ったところに靴を脱ぐ所と御祓所と湯殿山神社本宮の入口があります。
(月山方面は梵字川を渡って左に進みます。道標アリ。)
湯殿山神社本宮 羽黒山や月山のように山頂にあるものだと思っていたのですが、こんなところに!!
そこは、神秘の世界!(ちょっとおおげさかな。)御神体にふれることができる珍しい神社です!ジブリ映画「千と千尋の神隠し」の世界をちょっとだけ体験したような気分を味わえます!!神社の出口付近には足湯もありました!
(ちなみに参拝料¥500。お守りも付いてます。)
さて、もともと湯殿山山頂を目指していたので、湯殿山神社本宮で参拝し、神社を出たあと、道標の指す月山方面へと向かう。
【参考】 指導標によると、ここから月山頂上まで約4時間となっていました。
![]() ⑧月光坂へ向かう。 途中、小さな沢を渡ったり登ったりします。 夏真っ盛りだけど涼しい! |
⑨ 月 光 坂 |
![]() 月光坂を登る! 急坂にかかる鉄梯子を登っていきます。(約10分) |
梯子が終わったあとも急坂が少し続きます。そこを登りきると装束場。
⑩ 装 束 場 |
![]() 装束場には施薬小屋があります。その横にはトイレもあります。 月山/湯殿山神社/玄海広場(ネイチャーセンター)との分岐点です。 (湯殿山神社本宮の御祓所からここまで約40分) 指導標には「至湯殿山」と記されていますが、これは湯殿山神社を指しています。 湯殿山山頂へ通じる登山道はありませんでした。 |
![]() ⑪装束場から東の方角、月山方面へと道が延びるが、ガスがかかって遠望を阻む。 |
![]() ⑫装束場から南西方面、湯殿山を望む。こちら側はなんとか青空が見えます。 |
![]() 湯殿山山頂を目指してここまで来たのですが、山頂へ通じる道はありませんでした。 山頂まで通じる尾根上が町界線となっているので、そこを伝って山頂まで通じる 道跡でもあるかなと思っていたのですが・・・。 草木が生い繁り足を踏み入れるのは不可能でした。 |
装束場で湯殿山を見上げていたら登山道を整備していた地元のかたに出会い、話を聞いてみると、昔はこの辺りから稜線伝いに湯殿山山頂へ行けたそうです。なんでも、小学生の時、遠足か何かで登ったらしい。三角点らしきものもあったとおっしゃっていました。60歳位のかただったかな。もっと年配だったかもしれない。ざっと計算して50年位前には湯殿山山頂へ続く道がまだあったということです。今じゃ、雪が積もった時じゃないと山頂へは行けないのかな。
登山ルート
駐車場(登山者用) |
↓1、2分 ↑1,2分 |
湯殿山休息所( 大鳥居茶屋・レストハウス)・トイレ (神社本宮参拝の場合は休息所前に駐車場アリ) |
↓約1分 ↑約1分 |
大鳥居 (そばに湯殿山参篭所) |
↓約20分 車道歩き ↑約20分 |
湯殿山直務所前 売店、トイレあり。 |
↓約5分 石段 ↑約5分 |
湯殿山神社本宮前 お祓い所があります。→裸足になってお祓いを受ける(¥500)→湯殿山神社本宮 |
↓約40分 途中、月光坂。 ↑約35分 |
装束場(施薬小屋) トイレあり。 湯殿山頂へ通じる道無し。ここで引き返しました。 |
てっきり、羽黒山や月山と同じように、山頂に湯殿山神社本宮があるものだと思い込んでいました。なので、湯殿山神社直務所から5分足らずで着いたお祓い所で、裸足になってお祓いを受けながら「え~っ!?こんなところから裸足で山頂まで行かなければならないのか!そりゃ、結構きついぞ~!これが修験の道か!!」などと思っていたのですが、お祓いのあと湯殿山への入口を通り抜けてみると・・・。もう、そこが湯殿山神社本宮でした!中央に御神体がド~ンと鎮座!おっと、この山は「聞くなかれ、語るなかれ」の山。もう、これ以上は・・・。百聞は一見に如かず!是非、体験をお奨めします!2013.8.
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湯殿山バッジはありませんでした。
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➔ 道の駅月山 ・ 道の駅にしかわ
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