〈長野県〉御座山へ日帰り登山!南相木村から不動ノ滝経由で(往復)

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御座山 ogura-san(ogura-yama) 標高2112m 日本二百名山 不動ノ滝
駐車場から山頂まで約2時間 長野県南佐久郡北相木村/南相木村  地理院地図
おぐらやま(おぐらさん)。ツツジ・シャクナゲ・イワカガミの群生地帯がある。山頂は険しい岩稜で、浅間神社・諏訪神社が一緒に祀られた石祠が一つと、無人雨量観測小屋のコンクリート土台が残っている。かつては山頂に2等三角点があったが亡失。360度見渡せる好展望地。南相木村では小倉山と記されていたこともある。「おぐらやま」の「ぐら」は、方言・古語で「岩。断崖。険しい。谷。」などの意味があり、山名は、御座山山頂の様子からきたものと思われる。
参考 【座(クラ)】人の居るところ、座るところ、席、物を載せておくところ、の意。 【クラ】(方言で)断崖、(古語で)谷、の意もある。 【グラ】燧ヶ岳(福島県)の俎ー(まないたぐら)・柴安ー(しばやすぐら)、大台ケ原(奈良県)の大蛇ー(だいじゃぐら)などで記されている「ー」。「ー」=「嵒」「巌」で、「嵒」は「ガン」と読み、イワ、イワオ、がけ、石のがけ、険しい、危険、の意。本来「ー」は「グラ」と読まない。
中央自動車道須玉→国道141をしばらく、ず〜っと北上。踏み切りを渡ったら、右に橋が見えてくるので右折して橋を渡る(信号はありませんが、道路標識あり。「北相木・南相木」方面へ進む。橋名は「海ノ口大橋」。)→トンネル通過→T字路に突き当たったら右折(地方道に入る)。→南相木村役場が左に見えてきたら、その先、もう少し行ったところを左折し、橋を渡る(県道472に入る)→しばらく走る続けると、左に「御座山登山道入口0.2km」と書かれた道路標識が見えてきます。そこを左折し、小さい橋を渡る。→少し進むと、今度は右に「相木渓谷・御座山登山入口」と書かれた案内板。そこを右へ入る。→途中から砂利道。終点まで行くとPスペース(車5,6台分)と、登山道入口。トイレ無し。 グーグルマップ
または、上信越自動車道佐久→国道141を南下→地方道で南相木村方面へ→

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2009.6.梅子黄

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P











標高1450m
ここから山頂まで約2500m


左写真をクリックすると
案内板拡大します。

登山口から沢すじに沿って登ってゆきます。登山道は、すぐに沢から離れますが、しばらくすると、また沢沿いの道になります。この先、不動ノ滝までは沢に近づいたり、離れたりしながら登ってゆきます。駐車場から35分ほどで不動ノ滝に到着!

A
不動ノ滝
落差8m

滝の前を横切り、先へ進む。

ここから山頂まで約1350m
B
「山頂まで500m」と
書かれた案内板
先に、ちょっとした
鎖場があります。
C
御座山の
手前にある
小峰の頂、
2040m峰
御岳山神社の
小さな石祠が
あります。
周囲は木々に
囲まれています。
D
2040m峰(御岳神社の石祠がある峰)からは、御座山との鞍部まで、一旦、下りとなります。途中、急坂下り(軽い鎖場)の箇所あり。
御座山山頂が見えます。



E


[北相木村(山口登山口)/山頂/     [御座山頂/南相木村・栗生/
 栗生(栗生登山口)]分岐点          北相木村白岩]分岐点


F
鞍部から15分程登ると避難小屋
ここまで来れば、もう、ほぼ、山頂です。

G避難小屋から道標の指し示す山頂方面へ進むと、すぐに岩峰が現れます。
  コンクリートの土台だけ残った無人雨量観測小屋跡の、その先に山頂!
H












360度の展望。
山頂部は南北に細長い岩峰で、西面(八ヶ岳方面側)は、深く切れ落ちた断崖となっているので要注意。
山頂部の北端に山頂標と、諏訪神社と浅間神社が一緒に祀られた石祠があります。

調べると、かつて、2等三角点(点名「御座山」)があったようなのですが亡失となっていました。
御座山おぐらさん
山頂からの展望

(山座同定)
 ↓写真クリックで拡大します拡大された写真をクリックするとさらに拡大

 金峰山、八ヶ岳など。天気は良かったのですが、今一つの遠望。
 とりあえずパノラマ写真。

登山ルート (往=約2時間  復=約1時間30分)

登山口 (Pスペース 車5,6台分 トイレ無し) 山頂まで2500m
↓約35分
不動ノ滝 落差8m 山頂まで1350m
↓約約50分 途中、ちょっとした鎖場あり。
2040m峰 御岳山神社の石祠がある
↓約10分 一旦、下り。途中、ちょっとした鎖場あり。
鞍部 [北相木村(山口登山口)/山頂/栗生(栗生登山口)]分岐点
↓約15分 上り。
御座山避難小屋 [御座山頂/南相木村・栗生/北相木村白岩]分岐点
↓約5分
御座山山頂! 2112m 山頂は南北に細長い岩稜 西側は断崖絶壁  360度展望  諏訪神社と浅間神社を一緒に祀った石祠
↓約3分 下山は往路(来た道)を戻る。
御座山避難小屋
↓約10分 
鞍部
↓約15分
2040m峰
↓約30分
不動ノ滝
↓約30分
登山口

6月中旬。山頂まで、林間の道を進むので涼しい。ミツバツツジはほぼ咲き終わっていて、かろうじて2,3本の木に、散る間際の花が残っているのを発見できる程度でした。アズマシャクナゲのほうは、まあ、それなりに花が残っていましたが、満開の時期は疾うに終わった感。6月初旬頃が見ごろだったのかな。しかし、イワカガミは、山頂の辺りにいっぱい咲いていました。展望のほうはガスって今ひとつ。まあ、この時期の遠望はあまり期待はしていなかったのですが、正面に薄っすらと八ヶ岳連峰が一望できました。一瞬ですが幽かに南アルプスも望めました。視界が利けば、かなりの展望が期待できそう!中秋〜初冬にでも、また訪れてみたい。午前も遅くなると、もう、八ヶ岳の峰々の山頂部分には雲が覆い始める。(2009.6.)

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山バッジはありませんでした
  両神山から見た御座山   天狗岳(北八ヶ岳)から見た御座山

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