富士山の側火山、宝永山に登る!

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富士山の噴火警戒レベルは(活火山であることに留意)です

富士山の火山活動の状況➔気象庁ホームページ


2024年なにやら富士登山の規制が増えてきた!以前とは様相が違ってきているので、富士登山を計画の際は富士登山オフィシャルサイトを必ず確認!

☞ 富士登山オフィシャルサイト(富士山における適正利用推進協議会=事務局:環境省富士箱根伊豆国立公園管理事務所、山梨県、静岡県) 【別リンク】


2021(令和三)年、富士山は開山します。


2020(令和二)年、富士山は開山しません。登山道は通行止めとなっています。


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宝永山 houei-zan 標高2693m  富士山の側火山
富士宮口五合目駐車場から山頂まで1時間35分 静岡県御殿場市 地図リンク 国土地理院の地図
ほうえいざん。富士山の中腹、南東斜面にある側火山(=寄生火山。最近は「側火山そっかざん」と言うほうが主流らしい)。江戸時代の宝永四(1707)年11月23日(新暦だと12月16日)、富士山南東斜面、標高2600m付近からの大噴火(=宝永噴火)により生じた山で、その時の年号が山名となる。噴火の際には多量の火山灰・火山弾が放出され、江戸まで降灰したという記録がある。3つの噴火口を生じた宝永の噴火は、同年12月8日頃に終息。以降、今日まで目立った活動は無いが、これからの噴火の可能性が皆無なわけではない。
 ~初め十一月廿二日大地震、富士山下の邑里家屋、悉皆破損す、廿三日午前十時比、山上忽然鳴動、半空已に煙雲の騰上を見しが、見る間に天日を蔽ひ、満目暗澹、沙石飛下す、遠地は灰風に随ひて雨降す。其灰雨初め東風なりしにや、駿府を過ぎ岡部宿まで及びしに、転じて西風と為り、足柄箱根を越えて、坂東諸国に降下し、数昼夜に連なれり。爾後余震やまず、十二月八日まで動揺す、山下の災害は須走村を最とす、家屋は全く熱灰爛砂の為めに埋没し、深一丈四五勺に達したりと云ふ~ 吉田東伍著『大日本地名辞書』
東名自動車道御殿場→国道138→国道246→地方道23→地方道152(富士山スカイライン)→富士宮口五合目駐車場(8月中旬までマイカー規制があります) 現在はマイカー規制の期間が以前より長くなっています 地図リンク→ グーグル地図
2007年は富士スバルラインと富士山スカイラインが8/11土0:00~8/20月24:00、須走口が8/17金0:00~8/19日24:00までマイカー通行規制

マイカー規制期間は、年によって異なります。こちらを参照富士登山オフィシャルサイト(富士山における適正利用推進協議会=事務局:環境省富士箱根伊豆国立公園管理事務所、山梨県、静岡県)

富士登山のページ 富士宮口から富士山に登る!

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2007.8.大雨時行 / 2018.10.鴻雁来 / 2023.7.桐始結花


①五合目レストハウスの上から富士山頂を望む。
現在、富士宮口五合目レストハウスはありません。2023年

富士宮口五合目登山口
この道の両側が駐車場になっています。
(マイカー通行規制中は水ヶ塚からバス、またはタクシーで)
(白い矢印のほうへ車道を進むと下写真㉙に着きます)

③富士宮口五合目の
登山口にある案内図
昔と違う案内図になっていた。
写真クリックで拡大します
(宝永山までのルート部分)

④こちらは
2007年当時の案内図。
現在の六合目は、かつては
新六合目とされていました。
写真クリックで拡大します

⑤駐車場は雲の上!
マイカー規制期間でなければ、ここまで車で来れます。
レストハウス・登山指導センターのそばに登山口があります。

シーズンオフの10月、五合目の駐車場まで車で来れました。レストハウス側のトイレは閉鎖していました。登山指導センター下のトイレは開いていました。登山口に「6合目~頂上区間は冬季閉鎖のため通行止め」の看板が立っていました。。山小屋はシーズンオフのため営業していませんでした。(2018年10月)

五合目のレストハウスは2021年3月の放火による火災(犯人は逮捕された)のため解体され、現在、土台のコンクリートしか残っていません。(2023年7月)


⑥登山口の階段を
 上がっていったあたり。
 「富士山表口五合目」
 「標高2400M」
 展望盤があります。

富士宮口五合目公衆トイレ
  (チップ制¥100)
  (登山口から3分くらい)

六合目雲海荘宝永山荘
  食事・お土産

富士山頂を目指す人は、ここで木製の杖に焼印をする人が多いです。(登山口から約15分)
2007年に登った時、ここは新六合目とされていて、六合目はここからさらに20分ほど登った所にあったのですが、いつのまにか、ここが六合目ということになっていました。(2017年
しかし、国土地理院の地形図上では、やっぱりここは新六合目。

雲海荘・宝永山荘の営業期間は6月下旬~10月上旬頃まで。一応、確認を!

【外部リンク】 雲海荘ホームページ   宝永山荘ホームページ


六合目から南方面を望む (2023.7.再訪。今回はまあまあ見えた!)






⑨宝永山荘の先に宝永山分岐
[富士山山頂 3.8㎞ 240分/
宝永山 60分/
富士宮口五合目 0.5㎞ 10分]
宝永山がちょこっと見えます。
宝永山方面へ10分ほど進むと
宝永第一火口縁

宝永第一火口縁
(宝永山遊歩道)
須山口登山歩道四合五勺
[宝永山 55分/御殿庭 60分
 ・富士宮口五合目Ⓟ 45分/
  六合目 10分
 ・富士宮口五合目Ⓟ 20分]
  宝永山方面へ。
 宝永第1火口の底に向かって
 下りていきます。

⑪宝永第一火口縁から宝永山を望む
 ( 宝永山頂からの帰りは、ここまで戻り、宝永第二火口縁方面から駐車場へ戻りました)
























  宝永第一火口 標高2420m  (宝永第一火口縁から約10分)
  宝永第一火口の上部は つい立てのような奇岩が立ち並んでいた(岩脈)。
  この岩は貫入岩という。

⑬宝永第一火口の富士山頂側を
 見上げると溶岩の層が見えます。
(肉眼だと見えにくい。カメラのズーム、
 双眼鏡などで。)

⑭宝永第一火口底部から再び上り。
 火山岩の小石、火山礫が厚く積り
 ズボズボと靴が沈み、登りにくい。
 (下りの時はラクちん)










⑯「宝永山馬の背」の道標が
新調されていました(2018年)。
(2007年当時は、朽ちた道標の柱の部分だけが立っていた。
上写真⑮)

[御殿場口六合目/宝永山5分/
 富士宮口六合目]分岐
 (宝永第一火口底部から約50分)

宝永第一火口底部(写真⑭)から「宝永山馬の背」道標(写真⑮⑯)までの道の途中に、宝永山頂へ直に向かう近道が出来ていました
(道標「宝永山馬の背」地点は通らず)。5~10分は短縮。(2023年7月)


⑰馬の背を南へ。緩やかな登り。
山頂部は広い。

宝永山山頂!
標高2693m  馬の背から約5分。
富士宮五合目登山口から1時間35分でした。
(2007年8月撮影)

⑲宝永山山頂。こちらは2018年10月撮影。
(11年ぶりに再訪)展望盤が補修・補強され、
以前よりしっかりとした状態となっていた。
が、しかし、もう若干壊れかけている・・・。

 ⑳山頂にある展望盤によると山中湖・
  丹沢山系・相模湾・箱根・伊豆半島・
  駿河湾などなどが見えるはずなのですが
  眼下は雲に覆われ見えなかった。

2023.7.再訪。今回はガスっていながらも、なんとなく見えた。北西方面。






2023.7.再訪。今回はガスっていながらも、なんとなく見えた。東方面。






㉑宝永山山頂部にあった
山体変動観測装置
(産業技術総合研究所
 地質調査総合センター:
茨城県つくば市)
2007年撮影

㉒宝永山頂から少しだけ南に下りたところに
変わった形の岩が。
この辺りは、宝永山頂部南端の
「赤岩」と呼ばれる部分。
現在の富士山が形作られる前の、
現在の富士山の土台となる
古富士の山体が現れている部分らしい。
(崖が近いので下りすぎないように注意!)
2023年、山頂から南側へは柵がしてあり
行けなくなっていました。














双眼鏡があると楽しいです。宝永山頂から西側の
富士山斜面を望むと登山者がアリの様に列になって
登っているのが見えます。
それにしても宝永火口でっかい!宝永噴火、すごかったんだな。
8月でも数か所に残雪が見える。(2007年8月)

(富士宮口登山道で富士山頂まで行って、帰りに御殿場口登山道で下山。その途中の分岐で宝永山に向い、宝永山からは宝永第一火口を通って富士宮口新五合へ戻るというルートもあるのですが日帰りだとすごくキツイ。)


㉔宝永山頂から宝永火口を俯瞰(登山ルート)

宝永山山頂から下山

上写真⑩⑪の地点=宝永第一火口縁まで戻り、そこから宝永第二火口縁を経て富士宮口五合目Ⓟに戻りました。
《宝永山→30分→宝永第一火口底部→20分→宝永第一火口縁→5分→宝永第二火口縁→20分→車道(五合目宝永入口)→5分→富士宮五合目登山口》


㉕宝永第一火口縁から宝永第二火口縁へ向かう(約5分)。
火口壁上の道を下っていきます。

宝永第二火口縁から富士山頂部を望む。
[御殿庭 50分・水ヶ塚Ⓟ 125分/
富士宮口五合目Ⓟ 35分/
富士宮口六合目 25分・宝永山 70分]
富士宮口五合目Ⓟ方面へ下りていきます。

㉗宝永第二火口縁から宝永山を望む。山体の南側は崩壊が激しい。

㉘宝永第二火口縁から
富士宮口五合目Ⓟ方面へ。
樹林帯の中へ入っていきます。
宝永第二火口縁から
車道=駐車場のある通り
(「五合目宝永入口」)に出るまで
約20分。
途中、小さめの浸食谷を横切ります。

五合目宝永入口
(物資運搬ブル発着基地)
[富士宮五合目登山口 5分/
宝永山 105分・御殿庭 85分]
(富士山自然休養林歩道)
ここから車道歩き。
レストハウス・五合目登山口まで
5分弱くらいです。

現在は道標が分かりやすいものになっていました。(2018年10月)






                  ムラサキモメンヅル  イワオウギ    クルマユリ

写真①②③⑦⑨⑩⑯⑲⑳は2018年10月
写真④⑤⑥⑧⑪⑫⑬⑭⑮⑰⑱㉑㉒㉓㉔㉕㉖㉗㉘㉙は2007年8月


登山ルート
行き1時間30分  返り1時間20分

富士宮口五合目Ⓟ レストハウス・W.C.あり(有料¥100)。この辺り一帯が駐車場になっていて、混雑時には五合目登山口からだいぶ離れてしまう。写真①②③④⑤
15 道中に公衆トイレあり(有料¥100) 写真
六合目 海雲荘・宝永山荘、W.C.あり(有料¥100)。山荘を通り過ぎると富士山頂へ行く道と宝永山へ行く道との分岐がある。写真⑧⑨
10
宝永第一火口縁(宝永火口の火口壁南西側上部) 写真⑩⑪
10分 宝永第一火口へ下りる
宝永第一火口 宝永第1火口の低部。広い。テーブル・ベンチあり。更に下を望むと宝永第2火口がある。写真⑫⑬
50 宝永山馬の背へ向かって登り 写真
宝永山馬の背 [宝永山/御殿場口登山道/富士宮口登山道]分岐 写真⑮⑯
5 写真
宝永山山頂! 標高2693m  なだらかで広い山頂。方位展望盤がある。 写真⑱⑲⑳㉑㉒㉓㉔
1時間20 下山は写真⑥の宝永山第一火口縁まで戻り、そこからは新六合目へ行かず、宝永山第二火口縁まで下り、道標の指し示す富士宮口新五合目Ⓟ方面へ。

富士宮口新五合目Ⓟ到着!


2017年現在、新五合目、新六合目の「新」という文字が外され、単に「五合目」「六合目」という表記になっています。

五合目のレストハウスは2021年3月の放火による火災(犯人は逮捕された)のため、解体され、土台のコンクリートしか残っていません。(2023年7月)

宝永山は富士山のインパクトが強すぎて、富士山の傍らにひょっこりと頭を出すその姿は印象が薄かった。何度か登った富士山頂までの道中からも目立たない。富士山の北~東方面の離れた場所から見る宝永山も、富士山中腹斜面の出っ張りにしか見えない。しかし、6月に登った愛鷹山から見た富士山の中腹には迫力ある大きな宝永火口が見え、それが宝永山に登ってみようと思った所以です。実際登ってみると、富士山の斜面に開く大きな穴(火口)と、その火口壁上の険しさに、ちょっとだけ感嘆する。富士山は木花開耶姫命(このはなさくやひめ)が祀られ、女性に形容される山ですが、宝永火口から見上げる富士山はオトコらしい!眺望の方は、宝永山頂や道中からは良い眺めが得られるはずなのですが、今回は五合目よりも下に雲が広がり、下界は望めませんでした。富士山頂に向かっての眺めは時折雲のかたまりが流れてくる以外は良く見えました。宝永山頂では山肌に添って何匹ものアサギマダラ(蝶)が山越えをしていた。面白かったのは、宝永第2火口の火口壁南側上辺りから富士山頂方面に向かって眺めていると、左と右からそれぞれ雲が流れてきて、ちょうど宝永第1火口の窪み辺りで両方の雲がぶつかって、ぐるぐる回ってから富士山上方へ抜けていき、その光景が目の前で見れ、飽きなかった。2007.8.

宝永山へ至るまでの道標が新調されていました。英語・中国語・韓国語でも記されている。2018.10.

富士登山の人々で賑わっていた。宝永山頂に寄る人も、昔に比べるとかなり増えている。2023.7.

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小富士(同じく富士山の側火山)を散策   愛鷹山から宝永山を見る!

二ツ塚上塚二ツ塚下塚(同じく富士山の側火山)、富士下山の途中に寄る

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